ワインとジャズの夕べ |
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6月14日:曇り時々晴れ、夕方より時々雨、と言う典型的な梅雨の一日の締めくくりに、Little
MANUELA開店20ン年来で初めての試みの「ジャズとワインの夕べ」が開かれました。 7時開始の会に集まった面々計32名、狭いお店は押すな押すな、の大盛況です。 |
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講師の松浦尚子嬢 CINQ SENS主宰 ボルドー大学でワイン作り、ワイン評価のプロ養成が目的の醸造学部に在籍し、ワインテイスティング専門家資格取得を取得する。 |
著名なワインの産地を示すフランス地図 まずは喉潤しのシャンパン・ポメリーです。日本では、「シャンパン」ですが、本来はシャンパーニュ、ご当地では当然、シャンパーニュと発音しないと通じません。 ところで、このシャンパン、白葡萄だけではなく、実は赤葡萄も混ざっているのだと知っていました?ご存知の方は相当の通です。 ポメリー由来の説明コント:店主中田と松浦嬢の夫婦の会話・あまりの中田さんの役者ぶり、嵌りぶりに、家でもああなのだろうね、の陰の声有り。本物の奥さん相手に猛練習したのです、実は。夫唱婦随、お疲れ様。 |
マエストロ、音楽を!「The Days of Wine and Roses‐酒とバラの日々」何故に日本語だと、ワインがただの酒になるのでしょうか、ちょっと不思議かも。 中田光雄(p) |
2本目はボルドーの白・Clos Floridene 2000 グラーヴ・普段あまり飲む機会の無い軽めの口当たりの良い辛口でした。美味しいお料理にとても良く合いそうです。日常、もう少し甘口の白を飲む機会が多いのでこのような白には慣れていない方も多く、こんな白もあるのね、とちょっとビックリ、のコメントも聞かれました。 2曲目は「On Green Dolphin Street」ちょっとジャムセッション風に、いかにもジャジーな楽しい雰囲気に皆さん満足、満足。 |
3本目は軽めの赤・Cotes du Rhone 2001 ベルルーシュ、日本人向けの一番良く好まれる味ではないでしょうか。ちょっとフルーティーなワインです。ここで、赤ワインのテイスティングの基本のお話。色・香・味わいの賞味方法をおそわりました。次回、みんなの前で試してみると良いかも? ちなみに、パリ・マッチと言うフランスでは有名な雑誌のアンケートの「グッと来る事」で女性が男性に望むもの・男性が女性に望むもの、の一番だったのが夫々に、女はたくさんの花束や頻回の電話などの情熱的な男性、男は料理を良く食べて、ワインの味が良くわかる女性、だそうです。日本でこんなアンケートをやったら、一体どんな結果が出るかなぁ? |
4本目、最後の赤はボルドーのフルボディ・Saint-Chinian 1998 ラルム・デ・フェ。 最後の一曲。金G、こと、白石さんのサックスをフィーチャーして、「The Shadow of Your Smile −いそしぎのテーマ」 |
こうして更け行く赤坂の一角の夜。 文字通り五感を満たす素敵なお話とワインを提供して下さった松浦さん、ありがとうございました。 また、心に豊穣をもたらす素晴らしい音楽を演奏して下さった今宵のLittle MANUELA Comboの皆さんもお疲れ様でした。 小道具と媚薬がまさに絶妙な味を醸し出した一時でした。 まあ、ね、普段からジャズ大好き、お酒大好きでマヌエラにお見えになっている方々の中には、もっとワインを、もっと本格的な食事を、って方もいましたね、次回はそこのところも考慮した企画もお願い、の声も有り。 世界中からお見えになるお客様は、皆様「このような素晴らしいお店は、他の何処にも無い、日本に来たらまた必ず来るよ」と仰ってお帰り下さいます。 レポーター:さなえ |
お知らせのポスター(松浦さんの連絡先も書いてあります)